†Poetry
何処までも、何処までも果てし無く広がる空。
雲一つ無いこの完全なる空の向こうには、いったい何があるのだろうか…。

空の果てには月の神が降り立つ宮が存在した。
そこには雪で出来た決して溶けない剣が在ると言う…。

?~?



雪…
雪は広大な大地を
何もかも真っ白に覆い尽くしてくれる
そう、何もかも…
嫌なことも
辛いことも
全部…
…でも
何も無い空では
全ての悲しみを受け止めなければ
いけないのだろうか…
何故なら
空に雪は降り積もらないから…

?~3/4/21


空を舞い踊る希望たちよ
ここはこんなにも美しいのに
踏み荒らされた大地は
汚れきってしまっている…
どうか
地上に幸福を与えたまえ
遥かなる天空から
幸せな記憶を…

3/4/21~3/4/30


闇に包まれた部屋に光が差し込み始める
夢から現実へ意識が渡る
目覚めはいつも悲しかった
楽しかった記憶はただあやふやで
はっきりとした絶望が希望を包みこんでしまっている
そんな世界を進むため一冊の本を持ち歩き出す
沢山の荒波に流され
道に迷い立ち止まってしまう
本を開くのだけど
何が書かれているのか読めなくて
その場に座り込んでしまう…

…そうだ、もと居た部屋に帰ろう

3/4/30~3/5/14


少しでも良かったり感動したと思った事は
どんどん記憶していこう
何気ない出来事でも
それは自分が生きた証
歩んできた道
この先振り返ることがあっても
思い出が多すぎて困るくらいに
記憶のアルバムを埋めていこう

今を捨てて行くなんて勿体無いよ

3/5/14~3/7/9


楽しみを奪われ
自由を奪われ
何も無い暗闇の世界にボクは居た…

何にがんばっていたのかわからなくなるほど
ゆったりと流れる時間の中で
自分が酷く疲れていたことを知る

押し寄せる睡魔とともに
ボクは深い眠りに落ちていった…

やがてボクは目覚め
元居た自由で楽しかった場所に戻るが…

そこはもう自由も楽しみも無い世界に変わっていた…

3/7/27~3/8/1


陶器はなんて奥深いものだろう

元々入れ物として作られたのに
見た目が美しいものは芸術作品として
見る物へと昇華する

入れ物として使うには勿体無いほどの価値

逆にあまりにも出来が悪いものは
日の目を見ることなく割られてしまう…


果たして、ボクがあげた物はどのような存在なのだろうか…

3/8/1~3/8/22


一人…
また一人とここを離れていった

色々な理由が重なって
嘗て共に戦った仲間たちも
もうここには居ない…

前兆はあった…
けど、止める事は出来なかった
自ら孤独を求める者にはどうすることも出来ない

ただ…
悲しみの雨は今も降り続ける…

3/8/22~3/8/23


目覚め
世界の始まり

全身が眩いばかりの光に包まれる
残された時間は少ない
自分の存在を仲間に知らせる為に泣き叫ぶ
世界にたった独りの存在だと言う事に知る事無く…

僅かな希望を未来へ託して
誰も気づかずに生まれては消える
世界は再び闇に包まれた

3/8/23~3/9/9



闇
光が差せば闇も必然と生まれ出る
対なる存在
いや…
闇で閉ざされた世界に光が生まれただけの事
どんなに光が輝いても闇は決して消える事は無い
元々そこにあるものだから…

心もまた然り
心の闇…
光が弱まれば闇が強く、深く、濃くなっていく…
冷酷で、惨忍で、非情な感情が次第に姿を現す…

狂気の牙が姿を現しやすい心…
近ければ近いほど死への扉が近くなる…

でも…
誰も傷つけたく無いから…
そんなの嫌だから…

だから…

…もう消えるね

3/9/9~?


雨
灰色に染まった空と
降り注ぐ涙の雫

そんな日は何時も嫌な事が起きる…
悲しくて
寂しくて
傷ついて

だからボクは
大切なものに
永遠に癒える事の無い傷をつける…

?~3/11/4


腐りきった世界
傷つけられて
苦しめられて
何故こんなにも辛い思いまでして生きなければならないのか

いっそ死ねばどんなに楽だろう…

3/11/4~3/11/18


悲しむくらいなら何も起こらなくて良い…
もう傷つかずに済むのなら…
光さえ届かぬ静寂に包まれた深海に墜ちよう…
まるで自分だけ時が止まっているように…
ただ…
運命の日が来るのを待つ…

3/11/18~3/12/11


悔い改めよ

3/12/11~3/12/31


それは人の形をした人でない者
近づくほどに、愛するほどに辛く悲しい未来が待つ
別れればそれで終わり
それでも付き合うと言うのなら
絶対に後悔はしていけない

3/12/31~4/1/23


誰にも言えない
海の底にある気持ち
今が壊れちゃうから
そうなるのが嫌だから
言わない…

でも…
何でそう思うの?
どれが本当の気持ち?


夢を見ている間
もう一人の自分が自らを傷つける
気が付いたら無残な姿
偶にある事
もう慣れた
でも…
滲み出た血を洗い流そうとしたら
嫌に染みた

4/1/23~4/5/19


何も思わない
何も感じない
キカイの心
嫌な事も、嬉しい事も
スベテ…
隔離
閉鎖
遮断
…

ハジメカラ、コウスレバ、ヨカッタンダ…

4/5/19~4/10/16


一人…
寂しい夜…
迷惑になるから行く事も出来ない
邪魔だからとかそう言うのじゃないのはわかってる
でも…
会いたくても会えない事がこんなにも辛いなんて…
気休めの言葉なんか要らない
また包み込んでくれる時を
ただ…
待ち続ける…

4/10/16~5/4/14


たとえ
どんなに時が過ぎようと
どんな真実を知ろうとも
大切なものの価値は変わらない
絶対に

2005/04/14~2005/7/2



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