ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド 考察

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド + エキスパンション・パス
ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム

はじめに

ブレスオブザワイルドの考察はあくまで一説に過ぎず、正解である保証はなく、他の考えを否定する物ではありません。

クジラの大化石

2体は骨格の特徴から過去で登場したクジラだと推測できるが、1体の正体は当てはまるものがなく不明。

洞窟内にあったことから、まだ表に出ていない暗喩と取れ今後に登場する可能性が高い。 既に骨になっているブレスオブザワイルド続編での出番は低そうだが、回生がキーワードなだけにもしかしたらがあり得る。

忘れ去られた神殿

最古の女神像があるという情報が得られるだけで、何のための施設だったのか殆ど語られないが、 伝統の衣装が手に入る理由を含めた答えがマスターワークスに、過去の勇者の功績を伝える場所だと書かれている。

女神像は建物を削って無理矢理設置したような不自然な痕跡が残り、丁寧な造りとは言い難い。 壁に穴が開けられて通れる事から放棄されてから盗掘に遭った可能性がある。

建築様式については古代ハイリア文明のものだろう。 似た特徴がある建築物は、力の泉、知恵の泉、勇気の泉、ラネール参道、古代石柱群で地名に載らない廃墟も各地に散らばる。 特に3つの泉と特徴が一致しているので疑う余地はない。

七人の英雄像

七人の英雄伝説の真実の多くは謎に包まれている。 イーガ団のアジトに似たような石像が並んでいたり、反転して利き腕が異なっていたり奇妙な点がある。 剥がれ落ちた中身には古代シーカーの模様が描かれており、ゲルド族の伝説なのに非常に不可解。

利き腕をまとめると、東ゲルド遺跡は右手が上。ゲルドの街の石像は左手が上、ビューラは右手が上。イーガ団のアジトは左手が上。八人目の英雄像は左手が上、となっている。

7つに分けられた力とは力のトライフォースではないのだろうか。 状況証拠から最初の英雄は葬られた可能性が浮上する。 果たして英雄は何を成し遂げたのだろう。 跡形もないペリド関所、かなり風化した処刑場跡。 関係していないとは言い切れない。

地下世界

一万年前のおとぎ話を伝えるタペストリーにはシーカー族の歴史も描かれている。 ハイリア兵に追われイーガ団が誕生する所で奇妙な点がある。 イーガ団の足元が抉れている様に見え、星座も下を指し示す矢印のように見えるのだ。 これは地下に潜ったのを示しているかのようで、実際にイーガ団のアジトや近くにあるゲルドの塔には底なしの穴が開いているのが確認できる。

星座だから絵画の端は空なのではとも考えるのが普通。 シーカー族は星や星座を研究する天文学を持っていて、その形が古代技術の回路として採用されているのも事実。 しかしその星座の研究室はハイラル城の地下深くだったり観測には不便な場所にあるのは何故だろうか。

本当は地上の空ではなく地下に広がる反転世界の空を観測していたのではないのだろうか。 シーカータワーの中空の構造も埋まっている時はエレベーターとして機能する可能性がある。

ゾナウ民族

ブレスオブザワイルド最大の謎とも言える存在。 ゾナウ遺跡群という地名で登場する以外は一切触れられない。 ハイリア、古代シーカー、他のどれとも異なる建築様式で、謎の民族の古代遺跡が各地に点在している。 フィローネ地方を拠点に雷の台地、ドイブラン遺跡、ヤシノ遺跡、ヘブラの門など大小様々。 特徴的な意匠は先端が尖った渦巻きのマーク、蛇の模様、連柱の模様、半円の模様。 そして龍・梟・豚の石像。

梟は知恵を授ける存在として過去にも度々出現し、 豚はガノンの変わり果てた姿から力の象徴とされる。 龍は巨大な像が勇気の泉を内包しているので勇気を表し、三大神ではなくトライフォースそのものを信仰していたようだ。

同じ意匠はメーロイでも見られ、高度な建築技術を持っていたことが伺える。 メーロイでは蛮族装備が手に入る事から、戦闘にも秀でている戦闘部族であり、特殊な文様で能力を引き出す技術も持っていた。 しかしハイリア人は彼らを蛮族と称して快く思っていなかったのが分かる。 城跡と呼ばれるように戦いの備えをしていたのは間違いない。

雷や闇に包まれた土地の遺跡は勇気を、巨大迷路では知恵を養う施設ではないだろうか。攻略できれば装備として力を得られるのは祠のシステムと似ている。 遺跡はシーカー族の祠やガーディアンが組み込まれているので、協力か利用か不明だが何らかの関係があったか、技術の解析のために盗んできたと思われる。 他には宝飾品も隠されていてゲルド族との関係も匂わせる。 またコログのパズルで使用されるブロックは同じマークからこの文明の物だと分かる。

ハイラル各地にそびえる石柱はグチニザ平原古墳群でヒントを得られる。 ゾナウ様式の建物の上に石柱が立っている事から、この文明の物と見て良いだろう。 ここでは古墳の印になっているが、ハイラル各地の柱の下に古墳があるのは確認されていなく、別の重要な目的の為に建てられたと考えられる。 始まりの台地にも建っており、聖域への入り口を探した印か探知機なのかもしれない。 しかし同じ柱はサーディン公園跡や式典場跡にもあるのが難解。

忽然と姿を消した理由は不明だが、宗教観の違いと強大な力を求める資質がハイリア人に目をつけられたのだろう。 ハイリア人は過去にゲルド族の神像を邪神像と呼称したり、シーカー族の技術を恐れ追放したり何かと排他的な民族性だからだ。 女神ハイリア崇める一神教が各地に布教されているのもあるが、これまでの歴史でも国を揺るがす争いの火種になってきたトライフォース信仰は危険視されたのだろう。 ローメイ城跡もハイラル城を取り囲むような位置に建てられており、戦闘があったことを物語る。

興味深いことに渦巻きのマークはストーリーに殆ど絡まなかったウオトリー村でも見られ、末裔の可能性が暗に仄めかされている。 続編ムービーでは建物の意匠に幾つかの特徴が一致することからゾナウのとある遺跡で起こった出来事だと分かり、次回作で大きく関わってくる重要な存在になるだろう。 緑色の光も興味深くその色で光るものといえば、夜光石、サトリ山の発光現象、ヤシノ遺跡の石版だ。

影の一族の装飾と類似性も見られ、ゾナウ民族の正体の可能性がある。 影の一族はトライフォースのある聖地を侵略したことがあり、地上に戻った民が新たな信仰の対象にするのは自然な流れだろう。 ヤシノ遺跡にある円状の欠片は陰りの鏡と同質の物だとしたら存在していてもおかしくはない。 そして末裔の住むウオトリー村の近くにヤシノ遺跡があるのは偶然なのだろうか。

飛行型ガーディアン

リンク以外の特別な何かを探している説がある。 製造数が多くないにも関わらず、一部の飛行型ガーディアンは対リンク用に効果的な運用ができているとは言い難い配置と軌道には奇妙な点がある。

特にハイラルの端に位置するデイビ島からチクルン島の列島、逆に手薄になってしまっている砕石所跡、そして各地のローメイ。

その探している何かとはガノンドロフ本体である可能性が高い。 歩行型のはぐれガーディアンも同じ目的で動いているのかもしれない。


inserted by FC2 system